2020年05月24日

★ 小山昇氏のメールマガジンより!


4月の抜粋(4/22より)
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小山昇が斬る! 本日のカン違い

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ちょっと愚痴らせてください。
先般、わが社の滝石洋子(常務取締役)の仕切りで
社長会を開くことになったときのことです。
なんとなく話の流れで
「銀座の××でやろう」ということになりました。
 
この「××」、あえて名前は出しますまいが、
超高級寿司店です。
ちょいとイキのいいやつを二、三品つまむだけで
4〜5万円はすぐに消えるところ。

困った私はいいました。
「どうしても××で社長会をやりたいのなら、
今回だけ会費を2万円にしてください」。
いくら本部長以上の、つまりそれなりの給与を
得ている社員の集まりとはいえ、
一度の食事に2万円を出そうという者はそうはいまいと踏んだのです。
 
私が甘かったですね。
 
社長会当日、参加者の顔ぶれを見て私は眩暈を覚えました。
先に書いたとおり社長会は本部長以上
職責にあるものが対象になるのですが、ほぼ全員が「参加する」というのです。

なにしろ××ほどの名店で飲み食いできるのなら
2万円でも安い、と考えたのでしょう。
私は自分の軽率さを呪いながら、渋々現金をおろしました。
その額、四捨五入すれば100万円です。
 
いや、けちなことをいうのは止めましょう。
参加者が喜んでくれた、
それは負け惜しみでもなんでもなく素敵なことでした。
でもみんな、次の社長会こそは
もう少し身の丈にあったところでやろう。
あれ以上はもうエスカレートしようもないんだしさ!


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P.34 No.0176(-) 【おごる】

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たまにでよい。必ず500円〜1,000円は負担させる。
0円はエスカレートする。

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私はよく、わが社の管理職に向かって
部下と酒席を持ちなさい」と指示しています。

もちろん「指示しただけ」では決して実行しないのもまた
わが社の管理職なので、そのための手当も出している。
「きみも懐事情はなかなか大変だろうが、
これを飲み代の足しにしてくれ」というわけです。 

もうひとつ指示していることがあります。
「少しでもいいから会費を取りなさい」。
それが歓迎会・送別会ならば話はまた別ですが、
部門の懇親目的の酒席ならば会費制にするべきです。
相手が新卒社員だとか、アルバイト・パートだとか
いうのなら100円でもいい。

とにかくタダで飲み食いさせるのは
なるべく避けるべきです。

おごるのは−−、そうですね、年に一度、二度くらいでいい。 

というのは「おごられる」のがあたりまえになると、
要求がだんだんエスカレートしていくからです。
次は大衆居酒屋でなく、もう少しいいところでおごってほしい。
たまには都内一等地にある高級店にも連れていってほしい…。

あなたがエスカレートする要求についていけるのなら、
まだいいでしょう。

しかしそんなことは、よほどの金満家でもないかぎり無理です。
 
私も部下とはしばしば飲み会の類を持ちますが、
せこいといわれようがなんだろうが必ず参加費を取っています。
『社長質問会』で3000円、『社長と食事会』で5000円、
本部長が参加する『社長会』で1万円…、といった具合に。 

無料で飲み食いさせるのは、たとえその場は楽しくとも、
長期的に見れば部下の間でフラストレーションがたまり、
ひいてはそれで社内の空気までもが悪くなりかねないリスクが
あることを覚えておいてください。

(ある朝の早朝勉強会にて)
posted by 安川社長 at 17:20| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月03日

★ 小山昇氏のメールマガジンより!


3月の抜粋(3/25より)
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小山昇が斬る! 本日のカン違い

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わが社には、「職責の高い者こそ積極的に現場に足を運べ
という不文律があります。

これを実現するべく、
わが社では課長職以上の職責にある者には
専用の机は与えない、ということにしています。

なまじ机があると、そこで
「仕事をしているふり」ができてしまうからです。
 
さすがに社長室には私専用の机はあります。
とはいえ、ご存知のかたも多いと思いますが
椅子はないので立って仕事をせざるを得ず、
長居はできない設計になっています。
社内で安穏とお茶を挽いている暇があったら現場に向かえ」
というのは社長の私でも例外ではないんですね。
 
わが社の部課長の話に戻せば、
彼らは平日の勤務時間はどうしているかというと、
なにしろ机がないものだから
部下のお客様訪問に同行しているのです。

部下は、なにしろ上司が側にいるものだから
サボるわけにもいかず、そのときだけは真面目に仕事をする。
だから成績が上がる。
実はこれが、武蔵野がずっと増収を達成している
最大の理由なんです。
 
上司はどれくらいの頻度で
同行すればいいのかというと、
そうですね、目安としては週に一度くらいでしょうか。

仮にあなたに五名の部下がいるとすれば、
「一日一名」で同行する。
それでちょうど週一のペースになります。
 
わが社の社員が高モチベーション
仕事ができるのは、ひとつには
「人間なのだから、ときにはさぼりたくなるのもしかたがない」
という、いわば人間性を肯定する形で
様々な仕組みを構築しているからです。
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P.27 No.0137(-) 【営業責任者】

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会社の方針を実施する部隊長です。
勤務時間の70%は現場にいる人です。

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お客様訪問とか新規営業エリア開拓とかを
億劫がる営業責任者というのが少なからずいます。

そんな現場で汗をかくような仕事は
若いやつに任せておけばいいんだ、
みたいな気持ちなのでしょうけれど、
まあ心得違いもいいところですね。

空調の効いた会社に引きこもって
業績を伸ばせるのなら、
いくらでもそうしていれば宜しい。

ですが、荒っぽくいえば(ゼニ)は
現場にしか埋まってないのだから、
責任者こそ積極的に掘りに行くべきです。
これは営業責任者に限りません。
他ならぬ社長の私だってそうなんです。
 
先日、とあるアポイントのキャンセルがあったので、
ちょっと予定を変更して本社に戻り、
社長室に入ろうとしました。

すると役員の佐藤がいうのです。
「これからここで会議をするので、入室は遠慮してください。
予定外の帰社をしてきた小山さんが悪いんです」
そうですよねえ、私が悪いですよねえ。
ごめんなさい、すぐに退散して現場に戻ります。
 
すごすごと部屋を出る私に、
その日私の鞄持ち研修でついてきていた
某社の社長が驚いた顔でいいました。
小山さん、社長なのに社長室に入れないんですか?」
 
入れないんです。そういう会社なんです武蔵野は。ははは。

(ある朝の早朝勉強会にて)

posted by 安川社長 at 16:47| Comment(0) | 社長仲間のブログ集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月14日

★ 小山昇氏のメールマガジンより!


12月の抜粋(12/18より)
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小山昇が斬る! 本日のカン違い
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業務効率「だけ」を考えるなら、
すべてデジタルで行うにかたくはありません。

ところが現実の業務においては、
効率を追っていてはむしろ完遂が遠くなることが
往々にしてある。

たとえば気持ちを伝えたいとか、
言外の言を読み取ってもらいたいとかいった場合は、
デジタルではなかなかうまくいかない。

いや、むしろ逆効果になることさえあります。
  
デジタル・アナログの使い分けの基本はこうです。
「お客様と接するところはアナログで、なるべく効率悪く」

なぜならば企業は、特に中小企業は、お客様に
「私どもはあなたを大切に思っています」
という気持ちを伝える必要があるからです。
 
デジタルで処理すべきはお客様の目の届かないところ、
すなわちバックヤードです。
これこれの在庫はどこの倉庫にどれだけあるのかとか、
いつ・どこで・なにを・どれだけ
お買い上げくださったのかといったことですね。

これは可能なかぎり投資をして、
デジタルで武装をするといい。
 
繰り返しますが、デジタルもアナログも
それぞれに一長一短がある。
それを見極め、しかるべく使い分けることが大切です。
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P.5 No.0004(-) 【IT】
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インプットはデジタルで、アウトプットはアナログで。

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あなたは部下にメールで指示を出します。
「これこれのことをやっておくように」。
それで部下がきちんと仕事をすると思いますか? 

ありえません。

あなたがメールで指示を送っている限り、
それは認知すらされずに流されるのです。
認知がなければ実行・遂行など望むべくもありません。

これは由々しき事態です。
命じたことが実行されなければ、以降それは
命じたことは実行しなくてもいい
という方針になってしまうからです。
 
でも、指示がアナログ的に、
つまり紙にプリントされて
部下の目の前に貼り出してあったらどうですか。

これはもう絶対に目に入ります。
「気づかなかった」なんて逃げ口上も通りません。
となれば嫌でも実行せざるを得ない。
 
つまり「アウトプットはアナログで」とは、
絶対にやらなくてはいけないことを、
絶対にやらせる仕組みです。

マネジメントのうえで肝心かなめとなるところは
アナログ的な対応でないと駄目です。

(ある朝の早朝勉強会にて)




posted by 安川社長 at 17:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月02日

★ 小山昇氏のメールマガジンより!


11月の抜粋(11/20より)
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小山昇が斬る! 本日のカン違い
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若い人は、人を見て
「あの人みたいに、かっこ良くなりたい」と言いますが、
そう簡単には、なれません。

「格好よい」とは、
“練習をして、失敗をたくさん重ねて、
ある一定のレベルに達しないとならない”ものなのです。

飲み屋でモテるのも、仕事でも、なんでも、かんでも、そうです。

私も「格好よい」と思われているかもしれませんが、
裏には、人には言えないくらい、
数多くの失敗の歴史があるのです(笑)。

失敗をしたことのない人が、格好よくなるということは、
【絶対に】あり得ません。
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P.49 0266(0236) 【格好よい】
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何回も練習したり、失敗をしてなりうる。
最初からなる人はいない。

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私が「格好よい」のは、
何回も失敗しているからです(笑)。

先日、N建設さんから頼まれて
「創業70周年」の記念講演に行ってきました。 

わが社の野口が作った資料は、社員さん向けの内容。     
でも、先方の社長からは、取引業者が50社ほど来られるので、
そちら向きに話して下さいと言われ、
社員にも、取引業者にも、銀行にも、お客様にも・・・
一度にみんなを満足させられる話をどうやってするのだ!と…(笑)。
最初は、原稿通りに話をしていたのですが、
とある金融機関の理事長が寝ていたのが見えたので、
私は、スパッと話を変えました。
「N建設の取引業者のみなさん、
企業は、お金を借りなければ、ダメです。
お金を借りるということは、会社が潰れないため
時間を買っているのですよ」
と話したら、その理事長、目をパチッと開け、
以降は、目をランランと輝かせて、私の話を聞いていた(笑)。

いろいろな体験がある私だから、
こうして話を変えられるのです。

体験がない人は、変化ができません。
(ある朝の早朝勉強会にて)

posted by 安川社長 at 16:06| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月09日

★ 小山昇氏のメールマガジンより!


10月の抜粋(10/23より)
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小山昇が斬る! 本日のカン違い
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多くの会社で、社員に「がんばれ」と言うけれど、
“どのようにがんばったらいいか”
ということが、明確になっていません。


私が、武蔵野の社長になったのは、平成元年です。
その時、すでに『経営計画書』はあったのですが、
社員に周知徹底は、していなかった。
ただ配っただけでは、社員は読みません。

入社するまでは字が読めるのに、
武蔵野の社員になった途端に、字が読めなくなり(笑)、
『経営計画書』は、誰も!読まない。

そこで、朝礼で読ませることにしたのですが、
朝礼で読んでも意味がわからないという状態でした。


昔、朝礼で所長がどういう解説をしているのか?と、
遅れて営業所に行った私が、後ろで聞いていたら、
なんと!私が教えていたことの
“真逆”をしゃべっていたのです(驚愕!)。

「これでは、会社がダメだ」と思い、
「経営計画書を読んだ後に、解説をしてはいけない」と、決めました。
 
そして、(昔は「用語解説」でしたが) 
現・『仕事ができる人の心得』に掲載してある
単語を2つ選んで読ませるようにしました。
 

「方針」を立てても、どういうふうにするか
ということを詳しく説明しなければ、社員は実行しません。

そして、実行したかどうかのチェックも、しなければいけません。
そうしなければ、実績は上がりません。


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P.41 0222(0194) 【会社(1)】
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働くところではない。
方針を実施して実績を上げるところです。


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私は若い頃、会社は「来るところだ」と思っていました。

そういう面で言うと、いまの内定者達は、
私なんかより、よっぽど優秀です。

「頑張って成果を出さなければ!」
なんて、私はつゆほども思っていなかった。
「来れば給料がもらえる」と思っていたのです。

私だけでなく、社員が皆そう思っていたので、
会社は赤字でした。

いまのわが社の社員は、
「方針を実行して成果を上げるところ」が会社だ”
と思ってくれている。

だから、武蔵野は成績が良いのです。

(ある朝の早朝勉強会にて)

posted by 安川社長 at 14:12| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月05日

★ 小山昇氏のメールマガジンより!


9月の抜粋(9/25より)
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小山昇が斬る! 本日のカン違い
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私は、わが社の牧野に「6月+3,500円」
とだけ書いたハガキを送りました。

牧野の奥さんは、同級生でマドンナだった人。
そのマドンナの奥さんに喜ばれるように、
早く課長にならなければいけないので、
次回のハガキには、牧野の課長名刺を作って、
1枚だけ貼って送ることにしよう(笑)。

昔、わが社にいたKが課長の時、「部長 K」という名刺を作って、
100枚の内1枚はご両親に送り、「1枚は持っていて良い、
もう1枚は飲み屋で使って良い」と渡し、残り97枚は私が持っていました。

ご両親が「お前、いつ部長になるんだ?」
と言ってくれたおかげで、彼は部長になりました。
現在は、別会社の社長になりましたが。

これが「関心を持っている」ということです。
「以心伝心」など、とんでもない。
電信柱が「好きだ」と言ってくれますか? 
言ってくれません(笑)。

必ず口に出したり、行動に表さないと、
気持ちが伝わらないのです。
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P.265 1464(1277) 【無関心】
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愛のないことです。
口に出したり、行動に表さないと、
気持ちが伝わりません。
■書籍「改訂3版 仕事ができる人の心得」より
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「無関心」の反対は「愛」。
「愛」とは、“関心を持っている”ということです。
「上司が部下に関心を持たない」のでは、業績は上がりません。

私は、一番に「社員第一主義」。
二番が「お客様第一主義」です。

多くの会社で「お客様第一主義」と言いますが、
社員を大切にしない会社が、
お客様のために一生懸命になれるのですか?と…。
私は、わが社の社員に「関心」を持っています。

まず、部長職以上の奥様の名前は、全員わかります。
超異常(笑)。

一女子社員である湯澤百花の「思考特性」「行動特性」も、把握しています。
沸点は低いけど、早とちりして空回りすることも(笑)。

社員それぞれの「思考特性」「行動特性」、
そして「家庭環境」に合わせて人事を考えています。

先日、わが社の五十嵐部長夫妻と食事をしました。
私は毎月、部長職以上の夫婦と食事をしています。
奥様達はみな、緊張しながらも
「うちの主人は、どうしたら出世しますか?
と、私に聞きます。

それから1ヶ月も経たないうちに、
現在の部署では出世しにくいなぁ〜と思って、
五十嵐を経営サポートに異動しました。

本人はビックリして、目から汗をかいていましたが、
なんせ奥様のご希望ですから…(笑)。
(ある朝の早朝勉強会にて)

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posted by 安川社長 at 16:19| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月03日

★ 小山昇氏のメールマガジンより!

8月の抜粋(8/28より)
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「本当のこと」を一番言ってくれるのは
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「本当のこと」を一番言ってくれるのは、独身なら『親友』。

親友は、利害関係がないからです。
利害関係がありそうでないのは、『夫婦』です。
夫婦も「本当のこと」を言ってくれます。

でも、普段コミュニケーションがないのに
「本当のこと」を言ってしまうと、破裂します(笑)。

ですから、「本当のこと」を言うためには、
コミュニケーションが大切”なのです。

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P.254 1413(1231) 【本当のこと】
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利害関係がない時に言う。
怒ると言う。
クレームなどは、真剣に話を聞かせていただく。

■書籍「改訂3版 仕事ができる人の心得」より
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社員は、直属の上司に人事評価をされるので、
「本当のこと」は、100%言いません。

“自分に都合の悪いことを全部抜いて”報告をする。

それが、正しい部下です。
でも、それは事実ではないということ。

ところが、武蔵野の福利厚生のひとつの
『夢の共有』(半期に一度、部門の異なる幹部と
一般社員でサシ飲みが義務付けられている。)
では、人事評価が関係ありません。

ましてや、現上司の元上司だった人と「夢の共有」をすると、
現上司の昔話を聞くことができたりするので、大変おもしろい。

このように、利害関係がないと、「本当のこと」が聞けるのです。

社員のみなさんは、お客様からクレームが来ると、
イヤだなぁ〜と思うかもしれませんが、
「武蔵野と縁を切ろう、言ってもしょうがない」
と思えば、お客様は黙って去って行くのです。

「クレームを言ってくる」とは、
「まだ、武蔵野とお取り引きをして下さる」ということです。

私がクレーム対応をして、解約になったお客様はいません。
昔、現役員の佐藤が、
お客様に「殺すぞ!」とまで言われたクレームを受けたとき、
私は、立川で経営サポート会員の方とお酒を飲んでいたのですが、
すぐそのお客様のところに駆けつけました。

お客様から顔が赤いのを指摘されたので、「酒を飲んでいました」
と正直に言い、「このたびは申し訳ありませんでした。
ウチの社員を育てると思って、よろしくお願いします」

と、お客様に謝罪をして帰りました。
そして私の後でやって来た佐藤に、お客様は、
ハワイ土産のチョコレートを下さったのです。
これ、本当の話(笑)。

社長が先に謝りに来てしまったら、もう、どうにもなりません。
“クレームは、スピード対応”が命です。


(ある朝の早朝勉強会にて)

参考:小山昇の実践用語集
(ビジネス用語CD・DVD)

posted by 安川社長 at 21:44| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月02日

★ 小山昇氏のメールマガジンより!

小山昇が斬る! 本日のカン違い
7月の抜粋(7/24より)
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教える人が一番勉強になる
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いま、わが社では
「お世話係」が、新人教育を担当しています。
「お世話係」
は、教える前に少しだけですが、勉強をします。
だから、教える人が一番勉強になります。
学習塾の先生たちは、
生徒を持ってから自分で勉強をします。
生徒達がわからないと、なぜわからないのだろう?
と、また勉強をする。
それを5回くらい繰り返すと、良い先生になります。
アルバイトの大学生の先生でも同じです。
このように、
よくわかっていない人が教えても良いのです。
教えられるほうも、教えるほうも、どちらも勉強になるからです。



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P.195 0154(0948) 【教える】
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ちょっとレベルの上の人が教える。
新人には少し前に入社した人が教える。
上司は教えるのを見ている。
教える人が一番勉強になる。
レベルが違いすぎると、教えてもらうほうは理解できない。
社長が新人教育をするのは最悪です。



■書籍「改訂3版 仕事ができる人の心得」より
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新卒社員や中途社員に教えるべきは、仕事ではなく【単語】です。
わが社では、入社2年目の先輩が、新人のお世話係として【単語】を教えます。
教えてもらった人は、
「こういうことを教えてもらった」と稟議を提出します。
そして、教えた人に、
1ヶ月目は10,000円、
2ヶ月目は5,000円、
3ヶ月目も5,000円と、
手当が出る仕組みにしています。
その「教えたこと」が、後日、マニュアルになります。
次に「お世話係」になった人が、
「お世話係」、「教えること」をキーワードにしてデータ検索すると、
そのマニュアルが出てくるので、「こういうことを教えれば良いのか!」
ということがわかります。
教えながらお金の決裁もして、
人が育つ仕組みにしているのです。
さて、その決裁されたお金(計20,000円)ですが、
「教えた人」のお財布に入るのかというとそうではなく、
それを資金にして、新入社員を連れて飲みに行きます。
結果、赤字にはなりますが(笑)、みんな文句は言いません。
(ある朝の早朝勉強会にて)
参考:小山昇の実践用語集
(ビジネス用語CD・DVD)


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posted by 安川社長 at 10:44| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月04日

★ 小山昇氏のメールマガジンより!

小山昇が斬る! 本日のカン違い
6月の抜粋(6/5より)
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個人は、物を大切にしたほうが良いですが、
会社は、物を大切にしてはいけません。

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「古いもの」は、持っていてもしょうがありません。
「使わないもの」は、いつ使うかわかりません。
さらには、「売れない商品」を会社に置いておき、
「捨てるのはもったいない。そのうち売れるのではないか」
などと考えるのでしょうが、
3年売れなかった商品は、
今後も売れる確率は限りなく0(ゼロ)に近いのです。

それなら、それを捨ててしまって利益を圧縮したほうが、
節税になるから、絶対!に得です。

だから、“思い切って”捨てちゃう。
さらに、捨てさせるのは、
“不良在庫を仕入れたヤツ”です(笑)。

わが社では、その昔、
オフィスコーヒーサービス(OCS)という事業をしていました。
夏にアイスコーヒーをたくさん仕入れたのですが、
売れなくて2,000個くらい不良在庫が残ってしまいました。

そこで、仕入れた担当者に、カッターを渡し、
2,000個をすべて切ってアイスコーヒーを流して、
捨てさせたのです。

そうしたら、翌年の残りは【20個】です。
“イヤな思い”をさせないと、人間は変われないのです。


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P.246 1366(1189) 【不良在庫】
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思い切って処分する
運転資金を圧迫し、金利増となり、
倉庫料の支払いで経費アップになり、売れなくなり、
廃棄処分で利益がなくなり、結果、皆さんの生活を貧しくする。



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わが社の小金井支店には倉庫があり、
今は、入って右側だけに棚がありますが、
以前は、左側にも棚があり、そこに
「ごみ処理」という商品が置いてありました。

「そのうちに売れる」と言っていたのですが、1年経っても2個しか売れず、
「そのうち…」と言いながら半年すぎても1個も売れなかったので
「全部、捨てちゃえ!」、さらに「棚も外しちゃえ!」
と指示をして、いっさい何も置けないようにしてしまったのです。

「いつか売れるだろう」は、半年たっても1年たっても、売れなかったのです。
社員のみなさん、
「在庫」=「一万円札が積んである」と思って下さい。
その昔、第二支店の広いスペースに空気清浄機を積み上げました。
その金額は、なんと、5,000万円
でも、5,000万円を積み上げただけでは誰も売らなかったので、
担当者ごとに割り振りました。

空気清浄機を島に分けて担当者名が貼ってあると、
他の人の島が減っているのがわかります。
(当時の)みんなが頑張って、すべてを売ったのが、
現在の収益につながっています。

ただ単に積んでおいたのでは、誰も売りません。
島に分けて、担当を決めれば、売るのです。
不良在庫になるかならないかは、仕組み次第です。

(ある朝の早朝勉強会にて)

参考:小山昇の実践用語集
(ビジネス用語CD・DVD)

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2019年05月11日

★ 小山昇氏のメールマガジンより!

4月の抜粋(4/24より)
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【人間的魅力】
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わが社のダスキン事業部に所属していると、どちらかというと個人プレーで
仕事をしているし、自分より年下の人と仕事をしていることが多いので、
自分の弱みを見せなくても済みます。

ところが、経営サポート事業部に異動すると、自分より職責上位で、
体験の数も多い人(経営者)達と話をしなければならなくなるので、
いままで居た「小さな固まり」の中で、
自分はすごかったと言っても、誰も相手にしてくれません。

薄っぺらな「張子の虎」のような社員を、社長さん達は相手にはしてくれないのです。
石橋の前任者のTさんは、そのダメなほうでした。
でも石橋は、自ら「こんなことをやらかしてしまいました」と失敗談を話し、
お客様から「バシ!」と呼ばれてかわいがられ、Tさんの倍の成績を上げました。
石橋は今はダスキン事業部で部長として働いています。

経営サポート事業部ではこのように、
自分の失敗や体験を人に話せるようにならなければなりません。

人間は、自分より優秀な人は、キライです(笑)。
人間の気持ちとは、そういうものです。

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P.218 1209(1067) 【人間的魅力】
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なんの欠点も弱みもない完璧な人には近寄りがたいものです。
欠点、弱みが人間の魅力です。
弱いところを見せると相手が心を開いてくる。
■書籍「改訂3版 仕事ができる人の心得」より
CCCメディアハウス刊

わが社の原に「あなたの強みはなんですか?」と聞くと、
「明るいところ」という返答でしたが、
原のもっとすごい強みは
そそっかしく勘違いをして、ダーッと走れる」ところです(笑)。

そのおかげで、配属された部署で新規契約を50件も!とっている。
【月50件の新規契約】という数字を、元・センター長の玉井に聞くと、
すごい成績です」との返事。

わが社では、“欠点がない人は不採用”です。
誰だったかは忘れてしまいましたが、自分の先輩が武蔵野の採用試験を受けて落ちました。
自分が受けると言ったら
「お前なんか受かるわけがない」と先輩に言われたそうですが、採用されました。
先輩は言いました。「お前みたいな変な奴が…」
そうなのです、変だから受かったのです(笑)。
完璧な人よりも、欠点がある人を、わが社は求めています。
もちろん、欠点がありすぎるのも困りものですが…(笑)。
自分の親友には、お互いに弱いところを見せていますね?
だから、親友なのです。
でも、「親友が居ない」という人も居ます。
以前、わが社に居て、いまはお坊さんになったWさんは、親友が居ませんでした。
本人に親友は誰?と聞くと、「A社のSさん」と答えた。
そのSさんに逢う機会があって確認してみると
「えっ?! 全然、友達関係ではありません!」と。
それで私は学びました。
真実かどうかは、確認しなければわからないと…。
(ある朝の早朝勉強会にて)
参考:小山昇の実践用語集
(ビジネス用語CD・DVD)
posted by 安川社長 at 11:50| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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