2019年07月04日

★ 小山昇氏のメールマガジンより!

小山昇が斬る! 本日のカン違い
6月の抜粋(6/5より)
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個人は、物を大切にしたほうが良いですが、
会社は、物を大切にしてはいけません。

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「古いもの」は、持っていてもしょうがありません。
「使わないもの」は、いつ使うかわかりません。
さらには、「売れない商品」を会社に置いておき、
「捨てるのはもったいない。そのうち売れるのではないか」
などと考えるのでしょうが、
3年売れなかった商品は、
今後も売れる確率は限りなく0(ゼロ)に近いのです。

それなら、それを捨ててしまって利益を圧縮したほうが、
節税になるから、絶対!に得です。

だから、“思い切って”捨てちゃう。
さらに、捨てさせるのは、
“不良在庫を仕入れたヤツ”です(笑)。

わが社では、その昔、
オフィスコーヒーサービス(OCS)という事業をしていました。
夏にアイスコーヒーをたくさん仕入れたのですが、
売れなくて2,000個くらい不良在庫が残ってしまいました。

そこで、仕入れた担当者に、カッターを渡し、
2,000個をすべて切ってアイスコーヒーを流して、
捨てさせたのです。

そうしたら、翌年の残りは【20個】です。
“イヤな思い”をさせないと、人間は変われないのです。


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P.246 1366(1189) 【不良在庫】
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思い切って処分する
運転資金を圧迫し、金利増となり、
倉庫料の支払いで経費アップになり、売れなくなり、
廃棄処分で利益がなくなり、結果、皆さんの生活を貧しくする。



■書籍「改訂3版 仕事ができる人の心得」より
CCCメディアハウス刊



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わが社の小金井支店には倉庫があり、
今は、入って右側だけに棚がありますが、
以前は、左側にも棚があり、そこに
「ごみ処理」という商品が置いてありました。

「そのうちに売れる」と言っていたのですが、1年経っても2個しか売れず、
「そのうち…」と言いながら半年すぎても1個も売れなかったので
「全部、捨てちゃえ!」、さらに「棚も外しちゃえ!」
と指示をして、いっさい何も置けないようにしてしまったのです。

「いつか売れるだろう」は、半年たっても1年たっても、売れなかったのです。
社員のみなさん、
「在庫」=「一万円札が積んである」と思って下さい。
その昔、第二支店の広いスペースに空気清浄機を積み上げました。
その金額は、なんと、5,000万円
でも、5,000万円を積み上げただけでは誰も売らなかったので、
担当者ごとに割り振りました。

空気清浄機を島に分けて担当者名が貼ってあると、
他の人の島が減っているのがわかります。
(当時の)みんなが頑張って、すべてを売ったのが、
現在の収益につながっています。

ただ単に積んでおいたのでは、誰も売りません。
島に分けて、担当を決めれば、売るのです。
不良在庫になるかならないかは、仕組み次第です。

(ある朝の早朝勉強会にて)

参考:小山昇の実践用語集
(ビジネス用語CD・DVD)

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posted by 安川社長 at 14:09| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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