10月の抜粋(10/23より)
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小山昇が斬る! 本日のカン違い
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多くの会社で、社員に「がんばれ」と言うけれど、
“どのようにがんばったらいいか”
ということが、明確になっていません。
私が、武蔵野の社長になったのは、平成元年です。
その時、すでに『経営計画書』はあったのですが、
社員に周知徹底は、していなかった。
ただ配っただけでは、社員は読みません。
入社するまでは字が読めるのに、
武蔵野の社員になった途端に、字が読めなくなり(笑)、
『経営計画書』は、誰も!読まない。
そこで、朝礼で読ませることにしたのですが、
朝礼で読んでも意味がわからないという状態でした。
昔、朝礼で所長がどういう解説をしているのか?と、
遅れて営業所に行った私が、後ろで聞いていたら、
なんと!私が教えていたことの
“真逆”をしゃべっていたのです(驚愕!)。
「これでは、会社がダメだ」と思い、
「経営計画書を読んだ後に、解説をしてはいけない」と、決めました。
そして、(昔は「用語解説」でしたが)
現・『仕事ができる人の心得』に掲載してある
単語を2つ選んで読ませるようにしました。
「方針」を立てても、どういうふうにするか
ということを詳しく説明しなければ、社員は実行しません。
そして、実行したかどうかのチェックも、しなければいけません。
そうしなければ、実績は上がりません。
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P.41 0222(0194) 【会社(1)】
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働くところではない。
方針を実施して実績を上げるところです。
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私は若い頃、会社は「来るところだ」と思っていました。
そういう面で言うと、いまの内定者達は、
私なんかより、よっぽど優秀です。
「頑張って成果を出さなければ!」
なんて、私はつゆほども思っていなかった。
「来れば給料がもらえる」と思っていたのです。
私だけでなく、社員が皆そう思っていたので、
会社は赤字でした。
いまのわが社の社員は、
“「方針を実行して成果を上げるところ」が会社だ”
と思ってくれている。
だから、武蔵野は成績が良いのです。
(ある朝の早朝勉強会にて)