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去る者は追わない
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人間は誰しも自分がかわいいから、自分の都合の良いことにするというのは、
正しいのです。
わが社も例外ではなく、中小企業の社長がよく「アイツにこんなに手間を
かけてあげたのに、辞めて他の会社に行く。ふざけるな!」
と言いますが(笑)、それは、その社員の都合なのですから、
【去る者は追わず】です。
大切なのは、優秀だけれど辞めていく人よりも、それなりの能力で
残った人達です。
その人達を戦力化したから、今日(こんにち)の武蔵野があるのも
事実です。
P.23 0113【裏切り】
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人間の性(さが)です。
自分のことのほうが大切だから、必ずあるものです。
■書籍「【改訂3版】 仕事ができる人の心得」より
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自分が人に裏切られたら「あいつ、なぜ裏切ったんだろう」と思う人と、
「まぁ〜 あの人の都合だから、しょうがない」と思う人とでは、
どちらが楽かというと、もちろん後者です。
おもしろいのは、わが社を辞めた人達が、A社に数人、B社に数人、
C社に数人…と入っているのです。
なぜでしょう?
それは、わが社で社員教育をすると、社員の価値観が合います。
わが社を退職して、他の会社に行っても、価値観が合わないので、
居心地が悪い。
そんな中でも、もといた社員が数人でも集まれば、
価値観が揃っているから居心地が良い。
だから、わが社を辞めた人達は、単独ではなく複数で
一緒にいることが多いのです。
男性も、女性も…です。
それで、みんなが幸せなら良い。
私のおかげか! と(笑)
辞めた彼らが武蔵野にいた時、一番イヤだったのは、この「早朝勉強会」
いま、お酒を飲みながら一番懐かしがっているのも、
この「早朝勉強会」なのです。
辞めた人からは評価され、いる人からは評価されない(笑)
(ある朝の早朝勉強会にて)
参考: 小山昇の実践用語集(ビジネス用語CD・DVD)